1年次に企業のインターンを校内で体験するクエストエデュケーション企業探究コース「コーポレートアクセス」に取り組んでいます。
企業が未来に取り組んでいくミッション(企画設計)にインターンとして参加し、企業とともに新しい未来をつくるための企画を生徒が提案します。
1.いろいろな個性の仲間とチームになって取り組むこと。
2.その場で考え、発表し、他の意見を聞くこと。活発に話しあうこと。
3.結果に至るまでのプロセスで、何を学んだか、チームにどんな貢献ができたか、常に振り返り、改善を積み重ねていくこと。
実在する企業を教材として、フィールドワーク、アンケート調査、企画会議やプレゼンテーションなどの企業活動の実務を体験しながら、働くことの意義や経済活動について学ぶ、(株)教育と探求社が開発した探究型の教育プログラムです。
QUESTCUP2023協賛企業(五十音順)
イオンリテール・オカムラ・カルビー・大和ハウス・テレビ東京・博報堂・パナソニック エナジー・フォレストアドベンチャー・富士通・メニコン・ヤフー
チームで活動する意味やスキルを実体験して働くことを考えます。インクルーシブ(※)を理解し、互いを認め合う活動を目指します。
※人の多様性を尊重し、誰もが自由な社会に参加できるようにすること
自分のできることや、取り組んでみたいことを考えてから、企業について精査してインターンを希望する企業にエントリーシートを提出します。企業側で内容を検討してインターンとして採用されます。
企業ごとにチームが編成されます。チームは仲良し同士ではなく、いろいろな価値観を持つ仲間で編成します。チームで自社企業理解を行い、自分の企業の調査をします。
自社の研究発表を行います。また、企画立案の練習としてプレゼンテーションを体験します。いろいろなチームが1つのテーマを企画してプレゼンテーションし、チーム間の企画の違いを学びます。
下北沢エリアで一般の方に自社についてのアンケートを行い、顧客目線の自社評価を数的処理に基づいて分析して発表します。自社の課題を意識してミッションに生かします。
いよいよ本格始動!ミッションに応えるため、どんな商品やサービスを発案するかをチームで考えていきます。まずはブレインストーミングで一人一人が意見を出し尽くします。お互いを認め合いながらひとつの企画としてつくりあげていきます。
意見をぶつけ合ったり、相手をリスペクトしたり…とても貴重な時間です。
チームの企画内容を大筋でプレゼンテーションします。企業の方に来ていただくこともあり、企業の方や他チームからの指摘やコメントを受けます。自チームの案が外からどのように見えるのかを知る機会です。これを機にまったく新しい企画につくり替えるチームもあります。
中間発表で受けた指摘やコメントを参考に企画を磨き上げます。「この点は変えよう」とか「あのチームを参考にしよう」など意見が活発に出てチームワークが高まります。
ミッションに基づいた企画の最終発表です。クラスの仲間に評価してもらいます。プレゼンテーションをエントリー用に録画するため不安と緊張が高まります。中には「納得がいかない」と撮り直しをするチームもあります。
校内発表の映像と資料データを提出して、企業が審査を行います。全国の学校から多くのチームが審査を受けて、全国大会に出場できる優秀チームが決定します。各企業で選ばれるのは、わずか10校です。
優秀賞を受賞した各企業の代表10チームが、全国大会の場でプレゼンテーションを披露します。そこではインターン先の社員の方が審査を行い、企業賞が決定されます。各社の代表である企業賞獲得チームはセカンドステージに出場し、その中からグランプリ・準グランプリが選ばれます。
"推し"と大和ハウスをつなげて、意外で、自分たちにしか思いつかないような考えを発表したことです。
発表内の寸劇で、感情を入れることが難しかったです。時間内で自分たちが考えたことを伝えられるように、動きをつけた発表にする工夫も大変でした。
会社って、社会をつくっているんだということを学びました。そして、会社というイメージはとても硬いものでしたが、そうではなく、柔軟な発想で世の中を便利に楽しくしようとしていることがわかりました。
プレゼンは賢く真面目にやるものというイメージがありましたが、企業探究で、自分たちが好きなものを伝えることの楽しさを感じることができました。
社会で活躍する女性たちの支度をいかに素早く済ますことができるかに焦点をあてました。女性たちは家事や育児に追われ、自分の時間を取ることが難しいのが現状だと思いました。このような状況だからこそ、毎日の生活の中で体調や美容に気軽に目を向けられるものを開発し、力強く、美しいままの人生であって欲しいという思いを込めて企画しました。
発表動画の作成にとても苦戦しました。どのような発表をしたらみなさんが共感してくれるのかたくさん悩み、試行錯誤しました。
コロナ禍で例年のような街頭インタビューができませんでしたが、ニュースや新聞などで社会のニーズを知り、企画を練ることができました。この経験から、洞察力が身についたと感じています。
「廃棄になるはずの玉ねぎの皮を生かした美容品」というところです。
他にはないテーマをあげることはできたものの、どのように展開していくのかが難しかったです。
どのようにつくるのか、問題点はどこなのかと考えれば考えるほど、チームに重い空気が流れました。その度に話題転換し、雰囲気を変えていきました。そうすると自然とアイディアがポンポンと出て、前進できました。
今まで、社会は冷たく厳しく、失敗は絶対に許されない肩身の狭いところだとイメージしていたので、大人になって社会に出るのは嫌だと思っていました。しかし、企業の方、社会の最前線にいる方々と直接関わることができ、そのイメージは大きく覆りました。
鋭い指摘を受けたときは、「厳しいな」と思いましたが、その厳しさの奥には「本気」があると感じました。大人が本気で企画に取り組み、時には失敗し、その失敗から新たなステップに進み、お互いを高め合っていると知ることができました。
本気で取り組めば仲間も自分も高め合い、最高のものをつくり出せることを改めて痛感しました。“大人が生きる世界”を垣間見られたこともとても良い経験でした。
「突拍子もない提案」というところです。22世紀の世界のようです。
今の世界では実現が難しいアイディアばかり出てしまい、それを実現させる為の仕組みや、経費は想像がつきませんでした。中間発表では「現実味がない」という意見が多く、自信が持てませんでしたが、「誰も思いつかない突拍子もないアイディアを大和ハウスさんは受け入れてくれるよ」というアドバイスのおかげで、最後まで突き進めました。
仲間の意見を尊重し自分の意見も交えながら、チームで物事を進めていくというスキルが身につきました。
また、プレゼンテーションではどのような工夫をしたら見ている人の心に届くのか、理解してもらえるのかを学びました。
学習塾の設立がなるべく実現可能になるよう、費用や設計、人員や土地の確保などさまざまなな点から調べ、表やグラフにまとめました。他国に学習塾をつくるため、日本と相手国との交友関係や国の問題点など細部まで配慮しました。
細部まで考えたことを端的にまとめることができず、校内の発表では時間が長くなってしまいました。全国大会では、企画の細かい部分までわかりやすく、かつ時間内に伝わるように、スライドやコメントを準備するのが大変でした。
自分の考えを的確かつわかりやすく説明することの難しさと重要さに改めて気がつきました。第三者の視点から考えることを大切にして、わかりやすいスライドや文をつくる技術は今後も役に立つと思います。
従来捨てられていたごみを、ある分野の趣味、嗜好と組み合わせ、ゴミの再利用、削減を図った点です。
考えたことが実現できるのかどうか。技術の発達によって実現できそうなことと、想像にとどまるところとの線引きです。
1つの考えからゴールに向かって考えを繋いでいく過程は「想像力」の向上、また「分析力」「取材力」の向上にもつながっていくと思いました。
クエストカップ2023優秀賞受賞プレゼン
チーム名:SMK48
作品名:めぐる!つながる!オタク共存プロジェクト
クエストカップ2024優秀賞受賞プレゼン
チーム名:北へ動く29
作品名:学習塾
(外部サイト)