今後ますます国際化が進み、世界中の人々との関わりは日常的になっていくでしょう。国際的に通用する力を身につけることは、誰にとっても必要なことです。
本校は、国際理解のための手段としてFace to Faceの交流を大切にしています。直接的な交流をきっかけにその背景にある国や文化、価値観の違いなどに触れていきます。その過程で、日本の文化や、日本人が大切にしている心にも気付いていきます。
もちろん、交流するためには、コミュニケーションツールである英語力も向上させなければなりません。数多くの外国の人々と交流する経験は、日本人としてのアイデンティティーを確立させ、文化の違いを越えた人々との関係を構築していく力を育みます。
姉妹校での文化交流、2泊3日のファームステイ、大学でのキャンパスツアーなどの現地の様々な人との交流を重視したプログラムです。さらに、GLコースの生徒達は、旅行後現地に残り、姉妹校でのプチ留学とホームステイ体験をおこなっています。
旅行後は、生徒からは「楽しかった」「あらためて、日本の良さに気付いた」という言葉が聞かれています。特に、現地家庭へのファームステイや姉妹校生徒との交流は大きな思い出となっているようです。「もっと話したかった」との思いから英語のモチベーションが上がったという生徒もいます。
外国の人々と交流するのは海外に限ったことではありません。姉妹校や観光財団を通じて来日する学校を受け入れ、校内で交流をしています。一緒に華道や茶道の体験をしたり、下北沢の街を探索したり、ランチをともにしたりしています。姉妹校の生徒が来日した際は生徒の家庭にホームステイしてもらうこともあります。
2020年度は直接の交流はできませんでしたが、GLコースの生徒たちは以下の学校の生徒とオンラインで交流を行いました。
互いの感染予防の取り組みや学校の状況、自分の住んでいる地域の紹介などを発表し合いました。
本校では希望者へのプログラムとしてアメリカホームステイ研修やターム留学・長期留学を準備しています。
様々な留学プログラムがあるため、留学をするために本校に入学する生徒が多くいます。
3月の期末試験終了後~4月にかけて約2~3週間、カナダのバンクーバー近郊で語学研修を実施します。
1月末~4月上旬の約3か月間、ニュージーランドのオークランド近郊で短期留学を行います。
半年~1年の海外留学に行くことができます。事前審査・途中報告・最終成績報告を経て留学中の単位が認められると、3年間で高校を卒業することができます。
毎年、各国から留学生を受け入れています。留学生はGLコースに在籍し、授業や行事、クラブ活動などの学校生活を本校生徒と共に過ごします。教室やクラブ活動では英語と日本語が飛び交い、毎日の学園生活で文化の違いを体験できます。
留学生と出会い、時間を共有していくことで、遠く離れた国のように感じていたものが親近感を持てるようになるのも、他では味わうことのできない貴重な体験です。
近年の受け入れは、アメリカ・オーストラリア・スイス・スウェーデン・タイ・ドイツ などです。
将来、仕事などで英語を使うときに書くだけの能力ではなく、会話をする力が必要だと思ったので、英語力を向上させるために参加しました。
1年間・カナダです。
リスニングに慣れておこうと思い、映画やドラマを字幕なしで見たりしました。
全てが日本とはまったく違いました。学校では、生徒がいろいろな行事を自分たちで考えて、協力して作っていくのが特徴的でした。ホストファミリーは、とても優しく思いやりのある家庭でした。
1年生のときにあった「Japan Studies」や「Communication English」など、先生方が質問や疑問に親身になって答えてくれたので、そこで身についたことが役に立つ場面がたくさんありました。本場に近い、「生きる英語」を前もって学べたことが良かったです。
「日本出身です」と自己紹介のときに言うと、みんな「cool」と言われたので、『日本=進んでてかっこいい国』という印象があると思いました。
自分から行動しないと、何も起こらないことを学びました。ホストファミリーの家でも、積極的に行動して手伝いをしたり、学校では自分から友だちを作るようにしないと、新しいことは何も起こらないので。
海外に行ったときや、外国からの人と会話をすることで、自分と人との輪を広くしていけると思いました。また、自分から発言することの大切さを学んだので、その点もいろいろな場面でこれからに活かしていけると思います。
留学。少しでも興味があったら、
行った方がいい!
国際理解教育は、両コース共通の取り組みです。