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卒業式にあたって

2026/3/5

卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。 

今年度の入学式の際、新入生に二つの話をしました。 

 

一つは「高校生活は自分探しの旅である」ことです。 

自分探しの旅に必要なことは二つあります。 

教科学習において目に見える学力を身につけることと、探究学習や様々な人と交流することによって得られる目には見えない学力を身につけることです。目に見えない学力とは思考力、判断力、想像力、情報収集分析能力などです。この二つの学力が相まって自分や、自分の将来を発見できるのです。 

 

もう一つは、他者に対して思いやりの心を持って接することです。 

人間は一人では生きていけません。お互いに助け合いながら生きていくものです。自分には自分なりの個性があり、他人にもその人なりの個性があります。それらをお互いに尊重することが思いやりです。 

 

皆さんは、この3年間で新しい自己の発見をしてくれたと思いますし、他者に対する思いやりを身をもって実践してくれました。皆さんはこれから高校生というステージから新しいステージに上がっていきます。この新しいステージは自立への旅立ちの序章、第一章であると思います。

自立とは、他人の意見に流されず、自分の意見をしっかり持って判断し、行動し、その結果は自分で責任を負う、言いかえれば主体的に生きることを意味しています。この自立への旅にはゴールはありません。一生をかけて実現していくものです。その序章、第一章を力強く歩んで行ってほしいと思いますし、歩みだす皆さんに心がけていただきたいと思うことが三つあります。

一つ目は、主体的に生きるという姿勢を常に持っていただきたい、二つ目は人生にとって、そして自分にとって何が必要かという価値観を把握して行動していただきたい、三つめは年齢的にまだ早いかも知れませんが、信念を持っていただきたい、少なくとも信念を育成していただきたいということです。 

 

本日は2年生全員が在校生として参加しています。2年生の皆さんに申し上げます。皆さんの面前には今年の卒業生がおりますが、本校100年の歴史の中で建学の精神を実践してくれた約27,000人の卒業生がいます。この卒業生たちが本校の伝統を築き、受け継いできました。明日からは在校生の皆さんがその伝統を受け継ぎ、守っていってほしいと思います。 

 

最後に卒業生の皆さんが、将来輝かしい光に包まれ、幸多からん人生を歩むことをお祈りいたします。 

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