閉じる

news

ノーベル賞授賞式に思う

2025/12/15

2025年のノーベル賞の授賞式が現地時間10日午後スウェーデンの首都、ストックホルムで開かれ、化学賞の京都大学の北川進特別教授と生理学・医学賞の大阪大学の坂口志文特任教授が、スウェーデン国王からメダルと賞状を受け取りました。同じ日本人としてこのお二人に心よりお祝いを申し上げ、喜びを分かち合いたいと思います。 

今回のノーベル賞授賞式で大変残念なことは、平和賞を受賞したベネズエラの民主化運動家マリア・コリナ・マチャド氏が出席できなったことです。代理として米国在住の長女アナ・コリナ・ソーサ氏が代理でメダルを受け取り、マチャド氏のメッセージを代読しました。その中でソーサ氏は「自由は、私たちがそのために戦う意思がある限り、日々勝ち取られるもの」と述べました。現地時間10日深夜に極秘にノルウェーのオスロに到着したマチャド氏は記者会見に臨み、「大変な経験だったが、ここに来て、ベネズエラで起きていることや、それが何を意味するのかを世界に伝えられることは価値がある」「私たちが民主主義を象徴する国に変えていく」と語りました。マチャド氏はベネズエラ当局から出国を禁じられており、帰国すれば拘束されるリスクもありますが、「ベネズエラの人々と共にあるために帰国する」とも語っています。 

12月10日はアルフレッド・ノーベルの命日で毎年ノーベル賞の授賞式が行われ、スウェーデンとノルウェーでは祝日となっています。一方、この日は世界人権デーでもあります。1948年12月10日の第3回国際連合総会世界人権宣言が採択されたことを記念して、世界人権デーとなったのです。ベネズエラの人権回復のために戦ってきたマチャド氏が、世界人権デーに行われたノーベル賞授賞式に出席できなかったという事実を私たちは記憶に留めておかなければなりません。 

本校のアドミッションポリシーの筆頭は「異なる背景を持ち、異なる考え方を持つ人々を尊重すること」です。私たちは身近なところから「差別を排除」し、それを社会にそして世界に広めるための教育を実践してまいります。 

皆さま、よいお年をお迎えください。 

資料請求